クラフト舎には現在1級4名・2級5名の「自費出版アドバイザー」が在籍しています。
自費出版アドバイザーとは、「NPO法人 日本自費出版ネットワーク」の試験に合格し、認定を受けた自費出版のプロフェッショナルです。
自費出版アドバイザーの主な仕事は、営業・編集者・校閲校正者を兼ねています。
造本から出版に関わる法規まで、専門性の高い知識であなたの「作りたい思い」をお手伝いさせていただきます。
多くの専門企業が参加している「NPO法人日本自費出版ネットワーク」ですが、現在NPOの認定を受けた自費出版アドバイザーが全国で活躍しています。
認定を受けるための試験は、今までは1種類だけでしたが、今年からは1級と2級の2種類となりました。
2級は自費出版アドバイザーとしての基本的な知識、1級は細部にわたる知識を求められる試験です。2級試験の受験資格は学歴・年齢・性別・国籍による制限はなく、広く一般の方からの受験ができます。
2級試験には指定テキストがあり、試験内容はテキストから75%出題されますので、自費出版について知識を高めたい方も気軽に学習しながらアドバイザーの資格を取得できるでしょう。
詳しい試験要項は「NPO法人日本自費出版ネットワーク」のホームぺージ内、「NPO認定自費出版アドバイザー制度」からご確認ください。
自費出版と呼ばれる多くの書籍は、一般的な商業出版の書籍とは異なり、光があたる機会も少なく、流通出版ではできない専門的な文献も少なくないというのに、その出版記録の多くが残されることなく失われてきました。
そのような状況を危惧した全国の自費出版制作事業者が、1996年に日本の自費出版という文化を守り伝えていくことを目的として「日本自費出版ネットワーク」を設立し、現在に至ります。
主たる活動としては、自費出版に光をあてることを目的に、1997年に創設された「日本自費出版文化賞」の運営、自費出版書籍のデータベース化、そしてさらに良質な書籍づくりを目指して、自費出版制作事業者の育成のための教育支援として「自費出版アドバイザー養成講座」の開催および「NPO法人 日本自費出版ネットワーク認定自費出版アドバイザー」の認定制度を設けています。また、自費出版契約のガイドラインの策定と周知も行っています。
優れた自費出版を顕彰する「日本自費出版文化賞」は、7部門ごとにそれぞれの専門の有識者で構成する選考委員が審査を行い、大賞と各部門賞、特別賞を選考し顕彰します。その表彰式を兼ねて「自費出版フェスティバル」「自費出版即売会」などの開催運営もしています。