古代から近代まで、牛馬の繁殖の場として「牧(まき=牧場)」の存在がありました。
昔は軍馬の供給源として朝廷の勅旨牧(御牧=みまき)が設置され、やがて時代とともに戦から農耕・経済へと移り変わっていきました。この御牧は信濃16牧のほか、甲斐3牧、武蔵4牧、上野9牧と4か国に32牧が置かれていたとされています。この牛馬はどこから来たのでしょうか。
著者がライフワークとして長年にわたって調べてきた「牧」と「牛馬」について、このたび一冊の本にまとめ出版の運びとなりました。
本のカバーは爽やかな牧場の雰囲気と、古代のチーズである「蘇(そ)」をイメージした茶色に近いクリーム色でデザインしてみました。